子供がいない自分を責めていませんか?
あなたは、こんなふうに思ったことはありませんか?
- 「あの人は子供がいるのに仕事もできる。私は子供もいないのに、失敗ばかり…」
- 「子育てで忙しいはずなのに、お弁当まで作ってきてすごい。私はコンビニおにぎり…」
- 「子供がいるのに綺麗にしている。私は子供がいないのに疲れ顔ばかり…」
私自身、とても繊細な性格なので、このような 劣等感 をひじょうに強く感じてきました。
そして職場でも「子供もいないのに何をしているんだろう」と周囲に思われているのではないか、と被害妄想を膨らませては、自己肯定感がどんどん下がっていったのです。
これは、同じような悩みを抱える多くの女性が共感してくださる部分ではないでしょうか。
劣等感の正体:「子供がいるのに〜」という比較
まず整理したいのは、「子供がいるのに〜」という接続詞を使った思考自体が誤りである、ということです。
実際には、
- 仕事ができるかどうかは、その人の能力や経験、努力の結果
- 家事が得意かどうかは、性格や環境の影響
- 見た目の美しさは、生まれ持った容姿やセルフケアの習慣
といった要素で決まるものであり、子供の有無とは関係ありません。
「子供がいるのにすごい」と思う一方で、「子供がいないのにダメな自分」と責めてしまう。
この比較は、まさに 劣等感と自己嫌悪が混ざり合った危険なループ です。
子供がいる人にもある「母親としての劣等感」
意外かもしれませんが、子供がいる人もまた「母親としてちゃんとできているのか」と不安を抱いています。
- 「母親なのに料理が苦手でどうしよう」
- 「母親なのにキャリアを諦めきれない」
- 「母親なのに子供にイライラしてしまう」
つまり、立場が違うだけで、誰もがそれぞれの悩みを抱えているのです。
職場での視線は意外と気にされていない
私は男性が多い職場で18年間働いてきましたが、そこで気づいたことがあります。
男性社員の多くは、
- 「上司が自分をどう評価しているか」
- 「今日のお昼は何を食べようか」
- 「疲れた、眠い」
このくらいしか考えていません(笑)。
つまり、周囲は「子供がいないのに〜」などとはほとんど思っていないのです。
実は、自分が一番気にしているだけ。これも劣等感の典型的なパターンです。
人は誰でも「無いものねだり」をしている
「結婚できていいな」
「子供がいていいな」
「二人目がいていいな」
「一人暮らしで自由があっていいな」
「両親と仲が良くていいな」
人生のどのステージにいても、人は必ず他人を羨ましく思い、劣等感を抱きます。
でも同時に、今のあなたの姿もまた、誰かにとっては羨ましい存在なのです。
子供の有無で人生の価値は決まらない
私自身、子供が欲しくて悩み、涙を流した夜もたくさんありました。
けれど、最終的に辿り着いた結論はとてもシンプルです。
「子供の有無でその人の価値は決まらない」
どんな形であれ、あなたがこれまで歩んできた人生には意味があり、価値があります。
そしてこれからも、あなたの人生はあなた自身が描いていけるのです。
劣等感を手放すためのヒント
最後に、私が実践して効果があった方法をいくつかシェアします。
- 言葉を意識する
「子供がいないのに〜」という比較の言葉をやめる。
代わりに「私は〇〇ができる」「私は〇〇を大事にしている」と言い換える。 - 小さな達成感を積み重ねる
部屋を片付ける、散歩する、仕事で小さな改善をする。
自己肯定感は、日々の小さな積み重ねで育ちます。 - 自分の人生を俯瞰する
他人の基準ではなく、「私はどんな人生を送りたいのか」という視点に立ち戻る。
まとめ:あなたの人生にはすでに価値がある
子供がいないことに劣等感を抱くのは自然な感情です。
しかし、それに縛られてしまうと、あなたの人生の本当の価値を見失ってしまいます。
- 子供がいてもいなくても、悩みの量は同じ
- 無いものねだりをしても、キリがない
- あなたの人生には、すでに十分な価値がある
そう思えるようになると、劣等感から少しずつ解放され、自己肯定感も高まっていきます。
あなたの人生は、あなたが思う以上に素晴らしい。
そして、あなたを羨ましいと思っている誰かも必ず存在します。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました🌸
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